就活の一環として、SPI対策をした経験がある方も多いのではないでしょうか?転職の場合も、SPI試験が必要となるケースが非常に多いです。私自身、様々な企業の応募サイトを読み漁りましたが、8割くらいの企業ではSPI受験が選考に含まれていました。
私は、転職活動の時に初めてSPI対策を行いました。看護師の就職活動ではSPIがないことも多く、SPIは名前を知っている程度でした。その状況から受験までに行った学習と攻略法をお伝えします。
SPIとは?
そもそもSPIとは、人間の行動ベースである「基本的資質」を、知的能力と性格の2領域に分けて測定するものです。試験方法は、以下の4つがあります。
・テストセンター:テストセンターや常設会場へ行き、パソコンで受験する方法。性格検査は 自宅や大学などのパソコンで受験。
・インハウスC BT:志望会社へ行き、会社が用意したパソコンで受験。
・WEBテスティングサービス:自宅や大学などのパソコンで受験。
・ペーパーテスティング:志望企業で受けるマークシート式の試験。
私は、WEBテスティングサービスで受験しました。試験時間は、約65分でした。転職の求人は、WEBテスティングサービスを採用している企業が圧倒的に多かったです。
攻略法
実際に受験してみて感じたのは、特殊な試験のため少なからず対策をしておくべきということです。能力検査と性格検査、それぞれの攻略法を見ていきましょう。
能力検査
能力検査は、言語・非言語の2分野があります。これらの問題は、実際の業務を想定して作成されているので、仕事で求められる「正確さ」と「速さ」が重要になります。能力検査という名前ですが、国語力や数学力を求められているわけではないことを覚えておきましょう。
「正確さ」と「速さ」
「正確さ」:受験者がミスなく仕事ができるか、ミスの割合はどの程度かを知ることも試験目的の一つです。日常業務のレベルを知るための指標となります。
「速さ」:どんな仕事にも期限があります。受験者が期限内に業務をどの程度仕上げることができるのかを知ることが目的です。知っている単元、知らない単元、それぞれの処理の速さを試すものと思って取り組むことが大切です。
性格検査
性格検査は、応募者の性格的な特徴を見るものです。受験してみて感じたポイントを3つ紹介します。
⒈全問解答する
当たり前のことですが、全問解答してください。様々な角度から性格を判断するので、全ての質問に解答することが望ましいです。
⒉素直に解答する
入職、転職試験の一環として受験するため、自分を良く見せたいと思うかもしれません。偽った解答をしても、「解答に一貫性がない」と評価をされてしまいます。性格に優劣はないので、自分に素直に解答することを心がけることが大切です。
⒊目的意識を持つ
解答するときに、自分がなぜこの会社や業界を選んだのか、将来の取り組みたいことなどの目的意識をはっきりさせておくと良いです。それにより、解答に一貫性が出るので、面接官に好印象を与えます。
学習方法
私は、応募をしてからSPIを受験するまでに2週間の猶予がありました。そのため、「最新!SPI3【完全版】」という対策本を一冊購入し、初めに付属の模擬テストを受験しました。
その結果、言語分野は比較的制限時間内に解答でき、正答率も高かったため、学習を後回しにしました。一方、非言語分野は制限時間内に解答することができない問題が多かったので、出題形式に慣れるため基本問題を解き続けました。
働きながら対策をするとなると、2週間はとても短いです。先に得点につながりそうな分野を選定しそこから対策し、苦手な分野は軽く解法を抑える程度にとどめました。
私は、時間内に全問を解答するのは難しいと判断したので、上記のような方法で勉強し、できる・できないを明確にし、確実に正解できる問題を落とさないことを大事にしました。制限時間があるからこそ、問題の取捨選択はしたほうが良いと思います。
それぞれ得点源になる分野は異なるので、自分ができる範囲をしっかり選定していくことを大切にしてください。
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