病棟の勉強会や看護研究発表などPowerPointは様々な場面で使用すると思います。今回は、資料作りで便利なPowerPointのスキルを紹介します。
資料作りのポイント
PowerPointで資料作りをする際のポイントを3つ紹介します。
⒈「誰に」「何を」伝えるのかを明確にする
この2点は資料作りにおいて最も重要なポイントです。まず、「誰に」伝えるのかですが、「新人看護師」「中堅看護師」「病棟看護師全体」なのかで構成が変わってきます。次に、「何を」伝えるかがぼやけると資料全体がまとまりないものになってしまいます。そのため、この2点は、必ず資料を作成する前に決めておきましょう。
⒉1スライドに1情報
スライドを作っていると、ついつい1ページに複数の情報を入れ込んでしまうことがあると思います。
資料は印刷して勉強会や研究発表会の参加者に資料として配布されることが多くあります。その際に、文字が詰まっていると文字が潰れてしまったり、小さくなってしまったりして見辛くなってしまいます。そのため、ある程度余白を残し、「見やすい」「読みやすい」資料作りを心がけてください。また、1つのスライドに情報を詰め込んでしまうと、どれが重要なのか分かりづらくなってしまいます。
⒊色を活用しよう
PowerPointの資料作成時、3色を意識すると統一感のある資料作成ができると言われています。この3色は「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」です。「ベースカラー」は、文字のベース色、「メインカラー」はちょっとした見出しを表現する色、「アクセントカラー」は最も強調したい部分に使用する色です。これを意識するだけで、ポイントが一目でわかるようになります。
また、それぞれの色の使用率は、
ベースカラー:70%
メインカラー:25%
アクセントカラー:5%
が理想とされています。
今回の資料作成のコツは、すべての資料作成に共通するポイントになります。これから資料作成をする際に参考にしていただけると幸いです。