私は、モチベーションを維持するために1〜2ヶ月に1回外部のセミナーに参加していました。テーマは興味があるものや理解を深めたいもので良いと思います。

看護セミナー選び方

選び方としては、領域講師主催者の3パターンがあります。

1年目の時は、主に領域で選んでいました。6月頃から受講し始めて、術後管理や検査データ、疼痛管理、心電図などを受講しました。病棟でイベントごとの受け持ち開始時期の目安が定められていたので、それに合わせて選んでいました。例えば、「9月からオペ直帰患者を受け持つ」のであれば、「8月に術後管理を受講する」ようにしていました。今はコロナの影響でオンライン受講が大部分を占めています。自分のシフトに合わせて、好きな時に受講できることが多いので、かなり受講しやすいと思います。

2年目からは、領域+講師で講義を選んでいました。セミナーの講師は医師、認定看護師、専門看護師、特定行為看護師の方が務めていることが大多数です。

医師の講義では、解剖生理や検査所見、観察ポイントを細かく知ることができる講義が多い印象です。また、医師目線での報告のポイントを話してくれる方もたくさんいらっしゃるので、日々の勤務における医師とのやり取りでとても参考になります。深い部分まで解説してくれる先生もたくさんいるので、少し勉強している領域の講義を受けるのをおすすめします。

看護師の講義では、看護師としてアセスメントし、根拠を持って看護介入を行うことを目的としている講義が多いです。同職であるからこそ、疑問に思う点の説明が丁寧にされていたり、認定や専門、特定行為といった専門性の高い看護師の方が、どういう点に着目して看護しているのかを知ることができるので、日々の看護ケアに視野が広がります。将来、専門や認定看護師を目指している方はかなり刺激を受けると思います。また、看護師目線での講義なので、新人の頃は看護師が講師の方がわかりやすいという印象がありました。

主催者について

私は、メディカ日総研エムハンクの講義を受講することが多かったです。正直、どの主催者であっても講義資料をもらうこともできますし、講師によって講義内容は変わるので、領域や講師で受講したいものを選ぶことをおすすめします。

ただ、心電図に関しては皆さんにおすすめしたい講座があります。それが、「ハート先生」が行なっている心電図の講義です。心電図波形の基礎から不整脈まで、レベル別に講座があり、どれも非常にわかりやすいです。経験年数が上がるにつれて、専門領域関係なく心電図を判読する力を求められるようになります。私は、2年目から退職する直前まで「ハート先生」にはかなりお世話になっていました。

紹介した主催者3つとハート先生のリンクを貼っておくので、興味があるものがあれば参加してみてください。

メディカ:https://store.medica.co.jp/seminar_top

日総研:https://www.nissoken.com/s/index.html

エムハンク:https://www.mhank.jp

ハート先生の心臓病看護セミナー:https://cardiac.rsvsys.jp

セミナー参加で得られるもの

セミナーに参加すると、知識はもちろんですが、モチベーションを得ることができます。私は、たくさんの人がセミナーに参加している姿を目の当たりにして、自分を鼓舞していました。特に、看護師の方が講師のセミナーに参加すると、その方の看護観を知ることができ、自分の看護観も磨かれていきます。

また、興味がある分野が明確になったあとは、学会に参加してみるのもおすすめです。私は、2年目以降、がん看護学会に参加していましたが、最新の研究や他院の取り組みを知ることができ、興味の幅がさらに広がるきっかけになるのではないかと思います。

著者

china

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